生態系とは?

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生態系は、生物の生活を取り巻く環境界と、生物界とから成り立つ。両界は、物質の交流によって、緊密に結合する。物質の交流は、植物が営む光合成による、無機質からの有機物合成と、動物と菌とによる、有機物を分解してもとの無機物へ還元するという、2つの生活によって成立する。生活とは、生物固有の生命活動であり、物質の同化、異化運動にほかならない。同化量が異化量より多ければ、有機物は蓄積され、生物は成長するが、それだけ原料である無機物の量は減少する。そして、やがてゼロとなり、植物の光合成は不可能になるが、破局は起きない。有機物を分解して、無機物に還元する動物と菌があるからだ。ただし、動物の分解能力には限界があり、限られた有機物しか消化分解できないが、菌は一切の有機物を分解する。だが、分解のスピードが、植物の合成スピードに追いつけない。その意味で菌の分解能力にも限界があるが、その限界を動物だけに備わる咀嚼作用という、固形有機物の機械的解体作用が補っている。

こうして、植物・動物・菌からなる生物界は、地球の表面を取り巻く環境の中で共同生活を営み、環境の中に含まれる、生活に必要な無機物が、きわめて有限少量であるにもかかわらず、合成と分解とを繰り返し、循環利用することによって、限りなく生き続ける道を開いた。(これらの共同生活の結果、人は誕生したのである)

生物の出現は、35億年前といわれるが、35億年の長い生命の歴史は、植物・動物・菌の共同生活によって築かれ、その長い歴史を通して、生物は進化に進化を重ね、ついに人類は誕生した。人類が今あるのは、35億年の生命の歴史のおかげであり、この歴史を築いた3つの生物群の一糸乱れぬ共同生活のおかげである。

いうまでもなく、人は動物である。従って、人の生活は、生態系の秩序ある法則から、一歩も外れることはできない。よって、人が健全な生活を営むためには、人が所属する生態系の構造と仕組み、その秩序、いいかえれば、生物の生活の法則を知らねばならない。

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このページは、hanbeが2011年1月 2日 09:23に書いたブログ記事です。

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