★「諸行無常」・平家物語・「いろは」歌

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「諸行無常・しょぎょうむじょう」。すべては移り変わり、ずっと同じものはありません。ということは、こんな社会を生きるための最強な哲学は、「変わっていく自分自身を楽しむ」ということです。「変わっていく自分自身を楽しむ」。この哲学を持てて、自分の人生に適用できたら、これからの時代最強でしょう。多くの人が「現状維持」をしようとする中、この「変わっていく自分自身を楽しむ」という哲学で生きている日本人は、1%もいないでしょう。人生が、もし「死ぬまでの暇つぶし」だとしたら、やっぱり色々な経験や体験を積み重ねていく、そういう人が、これから人生を精一杯、味わいつくせる、と思います。変化する明日の自分に期待して、生きていってください。

●「Wandering Star・Lee Marvin ( リー・マービン)」の旅


 I Was Born Under a Wandering Star. 私は、さまよう(放浪する、さすらう)星の下(もと)に生まれた。

 Lee Marvin ( リーマービン・1924年2月19日 - 1987年8月29日)は、アメリカ合衆国の俳優。ニューヨーク州ニューヨーク出身。見事な銀髪と、193cmの長身で、強面(こわおもて)の風貌(ふうぼう)をいかして、アクション映画を中心に活躍したハリウッドスター。

 旅人(たびびと)とは、自分の所属する社会を離れて、別の社会を求めて、さまよう人のことです。

雨に濡れ、泥んこの大地を、夢と希望をかなえるため、人々と幌馬車の列は、西へ西へと、途切れなくつづきます......思わず、天を仰いで、ため息をつく、「旅人」・リーマービン...今も昔も、どこかで見た風景です...はたして、わたしは、さすらいの星のもとに産まれてきたのか?!


●西部開拓史と旅人

 アメリカの西部開拓の歴史は、17世紀初めの、イギリス植民地建設と同時に始まりました。

当時は、土地の大部分が公有地で、広い土地での、畜産も農業も自由でした。地方の法執行機関もほとんどなく、軍は特定の場所に集中していて、全土、無法地帯で、無法者が闊歩(かっぽ)していました。

バッファローの狩猟者、鉄道労働者、放浪者、兵士らの小競(せ)り合いは、いつも銃撃戦に発展していました。

カリフォルニア州で、金鉱が発見されると、ゴールド・ラッシュになり、夢の大陸横断鉄道は、いつも、インディアンや強盗の襲撃にあっていました。

町では、ダンスホールやサロンが、テキサスのキャトル・ドライブ(牛追い)の商人の食事をまかなっていました。酒とギャンブルと女は、つねに、いざこざのタネでした。

一方、先住民である、インディアンにとっては、突然やって来た、よそ者の白人に、自分たちの土地を強奪(ごうだつ)され、殺戮(さつりく)された悲しい時代でもあります。


●「フーテンの寅(とら)さん」の旅

 「男はつらいよ」でおなじみの、※テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅・寅次郎」さん。父親、車平造が芸者、菊との間に作った子供で、16歳の時に、父親と大ゲンカをして家を飛び出しました。

テキ屋稼業で、日本全国を渡り歩く渡世人となりました。さくら、おいちゃん、タコ社長など、なつかしいですね。春から夏へ、秋から冬への旅。日本各地の、懐かしい風景が、とても魅力的です。(※的屋/てきや・露天商 フーテン/定職に就かず、ブラブラしている人、いま、プー太郎)

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●林芙美子(はやしふみこ)作の「放浪記」(ほうろうき)・森光子の舞台

 「でんぐり返り」がある、森光子の舞台作品としても、有名な「放浪記」(ほうろうき)は、作家の林芙美子が、日記をもとに、放浪生活の体験を書き綴(つづ)った自伝的小説です。

「私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない...したがって旅が古里であった」との出だしで始まる「放浪記」は、第一次大戦後の暗い東京で、飢えと絶望に苦しみながらも、したたかに生き抜く「私」が主人公です。

尽くした「島の男」との初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とします。ひどい貧乏にもめげず、あっけらかんとした姿が、多くの読者をひきつけ、ベストセラーになりました。


●松尾芭蕉(まつお ばしょう)の旅

 "月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。"

 月日というのは、永遠に旅を続ける、旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。

※百代の過客/「百代(はくたい)」は、「何代にもわたる」/永遠のこと。「過客(かかく、かきゃく)」は、通り過ぎてゆく人、旅人のこと。

 古池や蛙飛びこむ水の音(ふるいけや かはずとびこむ みずのおと)で有名な、松尾芭蕉(まつお ばしょう・1644年-1694年)の旅は、「おくのほそ道」に書かれています。


●お釈迦さまの旅

⇒「人間・釈迦王国」を見てみる。

 お釈迦さまの教えの基本は、四法印といいます。(1)諸行無常(2)諸法無我(3)涅槃寂静(4)一切皆苦 の四つです。


★「諸行無常」

 一切の形づくられたものは「無常」であり、「縁起」によってのみ存在している。この世の現実の存在はすべて、姿も本質も常に流動変化していて、一瞬といえども同一性を保持することができない。

すべては生滅する存在であるにもかかわらず、人は、それを「変化のないもの」としてとらえようとするから苦が生じてしまう。これを忘れないようにしましよう。


「いろは」歌

いろはにほへどちりぬるを (色は匂へど 散りぬるを ・諸行無常)

わがよたれぞつねならむ (我が世誰ぞ 常ならむ ・是生滅法)

うゐのおくやまけふこえて (有為の奥山 今日越えて・生滅滅已)

あさきゆめみじゑひもせず (浅き夢見じ 酔ひもせず・寂滅為楽)

 ※有為の奥山=無常な、道すら見つからない、山奥のような社会を、ヒトは、さまよい ・今日越えて=死んでいく ※無常な世界の出来事など、浅い夢を見たようなもので、酔うことさえできず、ヒトは、死んでいくのだ。

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「諸行無常・平家物語の冒頭」

←京都八坂神社(祇園)

祗園精舎の鐘の声 (ぎおんしょうじゃのかねのこえ)

諸行無常の響きあり (しょぎょうむじょうのひびきあり)

←娑羅双樹

娑羅双樹の花の色 (しゃらそうじゅのはなのいろ)

盛者必衰の理をあらわす (じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)

おごれる人も久しからず (おごれるひともひさしからず)

唯春の夜の夢のごとし (ただはるのよのゆめのごとし)

たけき者も遂にはほろびぬ (たけきものもついにはほろびぬ)

偏に風の前の塵に同じ (ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)

 ※祗園精舎=京都八坂神社 娑羅双樹(夏椿)=朝咲き、夕に落ちる、はかない花。

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人は、しらずしらずの間に、私自身の現存在を通じて、そこに幼い時から成長して現在にいたるまで、肉体や精神の成長変化を認めながら、そこに「私」と呼ぶ実体的「我」を想定し、成長変化してきた私そのものをつかまえて、私は私であると考えます。

しかし、「諸法無我」はそれこそ「我執」であるとして退け、変化をその変化のままに、変化するものこそ私なのだと説くのです。

妄想された「我」に執着してはなりません。この意味で、「諸法無我」は、自己としてそこにあるのではなく、つねに一切の力の中に関係的存在として生かされてあるという、「縁起」の事実を生きぬくことを教えています。

存在とは現象として顕われるのであり、変化そのものであり、変化する何者かという主体をとらえることはまちがいなのです。現代科学的にいえば、すべては生態系の「生々流転」の内にあるということになります。

一切のものには、我としてとらえられるものはない、という考え方を徹底して、自己について深め、目に見えるもの見えないものを含めて、一切の「縁起」によって生かされてある現実を生きることを教えています。

このような、共々に生かされて生きている、という自覚の中にこそ、他者に対する慈悲への働きがあるのです。


★「涅槃寂静」

 無常の真実に目覚めない者や、無我の事実をしらないで、自己をつかまえている者の刹那を追い求めている生活も、また、無常や無我を身にしみて知りながら、それを知ることによって、かえってよりどころを失って、よりどころとしての、常住や自我を追い求めて苦悩している者の生活も、いずれも、煩悩による苦の生活です。

それを克服して、いっさいの差別(しゃべつ)と対立の底に、いっさいが、本来平等である事実を自覚することのできる境地、それこそ悟りであるというのが、「涅槃寂静印」の示すところです。

お釈迦さまによると、涅槃とはいっさいのとらわれ、しかも、いわれなきとらわれ(辺見)から解放された、絶対自由の境地のことです。

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これは、「縁起」の法に生かされて、生きている私たちが、互いに、相依相関の関係にあることの自覚であり、その自覚は、より積極的な利他活動として、転回されていかなくてはなりません。

この意味で、「涅槃寂静」は、わたしたちにとって、とても大切な教えなのです。苦を生んでいた煩悩の炎が消え去り、一切の苦から解放された境地が目標です。


★「一切皆苦」

 初期の経典には、「色は苦なり」「受想行識も苦なり」としばしば説かれています。これを「一切皆苦」といいます。「苦」の原語では、単に、日本語の「苦しい」という意味だけではなく、「空しい、不満、不安定」といった幅広い意味を持っています。

ですので、「一切皆苦」は「すべての存在は不完全であり、不満足なものである」と言いかえることもできます。不完全であるがゆえに、常に変化して止まることがない。

永遠に存在するものはなく、ただ変化のみが続くので「空しい」というふうに、「苦」という一語で様々な現象を表現します。

たとえ、いま楽であっても、必ず壊れるときには苦にかわります。すべては無常であって生滅変化を免れえません。どちらにしても、苦ではないものはないわけで、一切の形成されたものは、苦しみなのです。

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●井上 陽水、「夢の中へ」

 探し物は何ですか  見つけ難(ニク)い物ですか  カバンの中も 机の中も  探したけれど 見つからないのに  まだまだ探す気ですか...

休むことも許されず  笑うことは止められて  這(ハ)いつくばって 這いつくばって

いったい何を 探しているのか  探すのを止めたとき  見つかることも よくある話で...


●青い鳥 / 鬼束ちひろ ・「青い鳥症候群」

 青い鳥(モーリス・メーテルリンク作の童話劇)

 ある日、魔法使いの、おばあさんがやってきて、「しあわせの青い鳥を見つければ、病気はなおるんじゃ。どうか二人で、青い鳥を見つけてきておくれ」

「うん、わかった」 チルチルとミチル兄妹は、鳥カゴを持って、青い鳥を探しに「旅」に出ました。でも、結局のところ、青い鳥は、身近な鳥籠の中にいたということです。

ヒトは、いつもいつも青い鳥(しああせ)を探し求めています。

ヒトは、一つの幸せをつかむと、すぐに、次の幸せを求めてしまう、欲深い生き物です。たまには立ち止まって、自分の人生の、本当の幸せについて、たずねてみましょう。


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