★結婚制度崩壊と「母系社会」の創造

●結婚制度の崩壊
いま中国には、「閃(せん)婚族」とか、「閃(せん)離族」という言葉があるんだそうで、「閃光のごとく、すぐに結婚し」、「閃光のごとく、すぐに離婚する」らしい。
70年代後半から始まった、ひとりっこ政策のこどもたちが成人し、結婚しては、離婚を繰り返しているらしい。ひとりっこ政策で、結婚して子供をもうけるのはいいけど、離婚して、再婚して、また子供をもうけて、また離婚して・・・
そんな事してたら、ひとりっこ政策の意味なかったんじゃないの?そう想ってしまうのだ。
ひとりっこだから、親の愛情を一身の受けて育っちゃった。
ひとりっこたちは、愛は受けるもの、独占するものだと、どうやら考えているらしい。
結婚に伴う、責任や義務は負いたくないし、必要な我慢も出来ない。だいたい、相手を思いやるココロが、まったく育っていない。そんなもの育てる必要もなく、みんな親がやってくれたからだ。
わがままさえいっていれば、何事も親が与えてくれる。わがままは一人前に覚えて、自己主張だけはできるけど、相手のいうことやキモチなど、とんと解らない。いや、解ろうというキモチさえない。
こんなのは、煮ても焼いても食えない。そもそも、彼らは結婚に向いていないのだ。
そんな彼らも、いつか必ず、結婚とは責任が伴うもの、夫婦とは積み重ねていくものだ、ということが分かるはずだ。いや、そうあってほしい。なぜなら、こどもができたら困るからだ。
こどもは、わがままな王様だ。すべての愛を独占したがる王様だ。独占しょうとする親と子が対立すれば、結果は目に見えている。最近のこどもの虐待事件は、こんなところで発生しているのではないのか?
はたして彼らは、事件や離婚という代償と引き換えに、成長していくのだろうか?いや、それより、なにより「結婚制度」そのものが崩壊し、新たな男女関係や子育てが求められているような、そんな気がしてならない。
きっと、現「結婚制度」は、すでに終わってしまった、古い制度なのだ。男女は結婚するものという常識は、いまの社会の現実をを観れば、もうすでにないように思えるのだ。 ⇒トップの比較サイトへ戻る
それもそれ、広東省、普寧市当局で、「ひとりっこ政策」を破って、2 人以上の子供をつくった夫婦には、輸精管や卵管などを強制的に結紮(けっさつ、結んじゃう)手術されちゃうらしい。
結婚とはなんなのか?どうしても、結婚しなければならないのか?「人口」って?
「愛し合っているから結婚します」というのは結構だけど、今まで一度も一緒に生活したことのない人と、婚姻届を出したその日からいきなり同居をはじめることは、とても不自然だと思うし、私には恐ろしくてとてもできない。」杉本彩
セックスだって食事だって、一度食べてみなければ美味しいかどうかは分からない。だから男性と正式につき合う前にセックスを体験してみなければ、その男とつき合っていけるかどうか、判断はできない。杉本彩
●離婚式ってのもある
離婚式なんてコトバ、最近よく耳にする。
離婚式とは、一組の夫婦が離婚をするときに「再出発の決意」を家族や友人に向かって表明する式のことなんだとか。
会場中央に用意された台の上に、恭しく結婚指輪が置かれ、ふたりの手に木製のハンマーが手渡される。
お仲人(?)さんのかけ声とともに、最後の共同作業として、ハンマーが勢い良く振り下ろされ、鈍い音が会場に響きわたる。
ハンマーを上げると、ふたりの思い出の結婚指輪は、無残にも破壊されて、いびつなひょうたんのように。
見る影もない姿に変わった指輪を掲げる、旧(新)郎も旧(新)婦も、それを見守る参列者も、みな、何ともいえない面持ちをしている。
ここは、拍手をするところなのか、笑うところなのか、それとも神妙な面持ちをすべきなのか...?目の前で、指輪がつぶされたショックも相まって、参列者の戸惑いはピークに達している。
2分5秒に1組の夫婦が離婚する現在。離婚式は、それぞれが前向きに人生を歩んで行くための別れを祝う新しい儀式なんだと。
たとえ、招待されても、わたしなら参加すまい。結婚式だって疑問を感じているのに、いわんや離婚式なんて。
結婚制度そのものの崩壊が、間違いなく始まっているのだ。
●結婚なんてなかった?!
ところで、四千年前まで、人類すべては母系家族だった。結婚などなく、リベラルなセックスの男女の集団社会で、親子を定めるものといえば、母子だけだった。母系社会だったのだ。
そもそも母系社会は、人類誕生以来、数百万年続いてきました。ところが四千年前、突如、母系社会が崩壊を始める。
その原因は、「人口の増加」。人口が増えれば、どうしてもトラブルも増えます。トラブルが増えると、殺し合いが始まります。それが戦争です。戦争という局面が増すと、どうしても、腕力の強い男性が大きな役割を果たしはじめ、女性の信頼を集めるようになります。
こうして、出産と子育てという、負荷を持つ女性に比べて、腕力の強い男性が主導権を持つ社会ができていきます。父系(男性)社会の出現です。そして、それは現代まで続いてきました。
男性はテリトリー(縄張り)意識を高め、さらに次の戦争へと歩みを進めていきます。いったん火がついた男のDNAは、とどまることを知らず、「人類歴史は、戦争の歴史である」といわれるほどです。
男性は、好きな女の操を奪いますが、こんどは、その女に貞操を要求します。こうすることで、自分の子かどうかを特定しようとしているのです。
特定ができると、自分の私財や権力を我が子に移譲することで、独占欲を相続していこうとします。女性のDNAは、より好みの男性を求め、貞操を破ろうとしますので、男性は独占欲を維持するため、女を恐怖で縛る必要に迫られます。
旧約聖書では、夫を裏切った妻には、投石死刑が認められていました。これは、女を暴力死刑の恐怖で支配するためのものでした。ヒトを刑罰で殺害することを最初に定めたのは旧約聖書かもしれません。 ⇒トップの比較サイトへ戻る
悲しいことに、これが現在、男がつくった家族の原点なんです。家族とは、男の権力や私財継承のシステムなんですね。
ところで、リベラルなセックスでは、自分の子かどうかを特定できませんよね。そこで、自分の子だけをつくるために女を囲うようになります。これがハーレムです。
もちろん、ハーレムは、一夫多妻制です。やがて女の権利の向上とともに、一夫一婦制に収斂(しゅうれん)して、現在にいたります。しかし、イスラム教では、未だに一夫多妻制です。
●男のコンプレックス(虚勢)が産みだしたもの
母系社会は、こうして父系社会へとに変遷してきました。しかし、男性が、いかに権力を掌握しても、女性に絶対に敵(かな)わないものがあります。それは出産です。
命を産みだすという、地球自然の基本的な能力は、男が、どれほど権力をふりまわしても、どうにもなりません。男は、女に対して、虚無的なコンプレックス持つ存在なんです。男の活動は、すべて女性への劣等感に支配されています。
男は女を畏(おそ)れ、それに対抗するために、虚構の権威を構築していきます。最初に壮大な神殿を造り、自ら神官(宗教)に収まっていくのは、女に対しての、コンプレックスが原因です。雄ライオンのタテガミみたいなものですね。
出産という、地球自然の本質的摂理が欠落した男性は、その「穴埋め」として、虚勢を張るようになります。男が作ってきたものは、すべて虚勢なんです。
世界のすべての文明が、必ず壮大な神殿を造りたがる理由は、ここにあります。そして、より権威を高めるために、暴力装置を作っていきます。それが国家と軍隊なのです。
その本質は、すべて虚構(コンプレックス)から出発しているということです。男がどれほど権威を持とうと、女性の出産能力に勝てるはずもありません。妄想が肥大化すればするほど、男たちの劣等感は増幅され、イライラはつのります。
たとえ、世界の99%を支配する、1%のセレブになっても、満足できません。男は決して満たされることのない生きものなのです。父系社会は、必ず終焉(しゅうえん)するものなのです。
現在の社会を見渡せば、男性がコンプレックスからつくりあげてきた、家族制度、結婚制度が、根底から崩壊していることに気がつくはずです。もはや、貞操家族など存在しない、リベラルなセックスの時代に入っています。
男女を拘束していた家族制度が崩壊していけば、生まれてくる子の父は、誰でもよくなっていきます。問題の本質は、母親が子育てに専念できる環境(コミューン)を整備することだけです。
当然、親子は、母子によって定まっていき、四千年ぶりに母系社会が復活していきます。こうなると子育て女性は、団結し連帯して子育て環境を充実させていきます。
あなたのお父さんは誰ですか?などは、どうでもよくなり、あなたのお母さんは、誰ですか?が重要になります。 ⇒トップの比較サイトへ戻る
たぶん、どの男性の子を産むか、何人産むか(人口)は、女性が決めるようになります。SEXは、女性が支配するようになります。なぜなら、卵子は精子を選ぶし、すべての生きものは、メスがオスを選んでいます。DNAがそうなっているからですね。
もうすぐ、数千年かけて、男がつくりあげてきた妄想の社会が崩壊します。男性のDNAは、好戦欲と独占欲の塊です。でも、もう行きづまり、限界です。自滅していきます。
結婚制度の崩壊は、父系社会の崩壊なのです。
●母系社会の創造へ
父系社会が崩壊していくなかで、それでも生き抜こうとする女たちが、選ぶ新しい社会や考えはどんなものなのか?もはや、男には統治能力がありません。そのうち、自暴自棄になり、すべてを投げ出すことでしょう。
資本(おカネ)主義社会も戦争も、すべて男がつくりだしてきました。毎日巻き起こっている阿鼻叫喚(あびきょうかん)は、男社会の終焉(しゅうえん)を告げているのです。
金融恐慌、戦争、原発事故、異常気象、食糧危機、医療危機......「世界を支配するのだ」と悪鬼に変わり果てた男どもの修羅場です。当然、女もこどもも、踏みにじられていきます。
自分の子を守るのは、母親しかいません。男は、極度の虚しさに耐えかねて、自暴自棄に陥っています。男は、もはや、頼るべき存在ではありません。女の敵と化しています。女が、結束して行動をおこすべきときです。
女同士が守り合い、協力しあう、コミューン(共同体)をつくっていきましょう。そして、そのコミューン同士をつなぎ、より大きなコミューンへと、発展させ、世界的な巨大組織をつくりましょう。
女が、世界のあちこちに集合し、共に生活し、自立していくのです。男に頼らないで生きていくのです。女の党も必要でしょう。女のための法律もつくりましょう。
それは、母系社会であり、地球自然主義社会であり、循環型社会でもあります。もはや、おカネが利潤を産む社会ではありません。戦争屋が闊歩(かっぽ)する、人殺し社会でもありません。
この地球に産まれてきたことを感謝できる社会。死ぬときには、一生、楽しかったといって死ねる社会。あかちゃんを産む女だからこそ、つくりあげられる社会。そんな社会をつくりましょう。 ⇒トップの比較サイトへ戻る
自然主義社会や循環型社会を考えるとき、男性がつくりあげてきた社会は、絶対ではないということです。もう決まりきっている、変革不可能なもの、ではないということです。
男性がつくりあげてきたのは、反自然主義社会、反循環型社会なのですから。なにより、時代が、女がやる革命を要求しているのです。
男は、還れません。還りません。男のDNAには、自然主義社会や循環型社会は存在しません。男に、女は理解不能なのです。男のDNAには、コンプレックスによる妄想しかありません。あかちゃんという現実は、理解できないのです。
男は、スギ花粉。世界の女、妊娠しろ!だし、女は、あかちゃんが欲しいだけ、精子は、いるけど、男など、いらないのだ。そもそも、地球自然には、結婚(結婚届け)などないし、いわんや、結婚式もない。
男は、利用し、コントロールすべきもので、女がやるしかありません。男をやっつけるのは、簡単です。虚勢を張らさなければいいんです。すぐに「シュン」とします。女ひとりでやらず、集団でやりましょう。逆に、男を元気づけるのも簡単です。虚勢を張らせればいいんです。
DNAが解れば可能です。母系社会に早く戻りましょう。結婚なんていらない。男のもとに嫁(とつ)ぐ?ふざけんじゃない!父系社会は、滅びてよし!
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